女子栄養大と言えば、“管理栄養士”というイメージの強い人が多いですよね。
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確かに栄養学部 実践栄養学科では、過去5年間を見ても管理栄養士国家試験で合格者数全国1位という快挙を成し遂げています。
合格率を見ても、全国平均が60%前後を推移しているのに対し女子栄養大は毎年100%に近い驚異的な数値と言えます。
そんな女子栄養大ですが、栄養学部にはこの実践栄養学科の他に
- 保健栄養学科 栄養科学専攻
- 保健栄養学科 保健養護専攻
- 食文化栄養学科
を設置しています。
これらの学科内容について、今回は見ていきたいと思います。
まず、保健栄養学科栄養科学専攻について。
この専攻の大きな特徴は、全員が栄養士の資格を取得するということです。
※栄養科学専攻では、栄養士として1年の実務経験を経て卒業後2年目以降に受験資格を得られます。
そして1年後期から
〇臨床検査学コース
〇家庭科教職コース
〇健康スポーツ栄養コース
〇食品安全管理コース
のいずれかに所属し、専門教育を通して栄養学+αの力を養います。
※家庭科教職コースと健康スポーツ栄養コースのみ、併修可。
臨床検査学コースでは臨床検査技師の受験資格が取得出来るのですが、栄養学部にあるのは非常に珍しいですね。
このような栄養学に精通した臨床検査技師になれる大学は全国見てもほとんどありません。
次に保健栄養学科保健養護専攻ですが、この専攻では養護教諭一種免許状の他にも中高の保健科教諭一種免許状や高校の看護科教諭一種免許状が取得可能です。
特に看護科の教員免許を取得出来る大学は全国的に少なく、首都圏では国公立を含めても女子栄養大のみとなっています。
栄養学から看護学まで幅広く学ぶことが出来る専攻で、進路実績として卒業生の多くが養護教諭として働いています。
養護教諭採用試験に向けての勉強会はもちろんのこと、大学独自の模擬試験で実力を評価するなど、卒業生のバックアップなどサポート体制は万全と言えます。
さいごに食文化栄養学科ですが、こちらは食文化・食産業の発展に貢献する食のスペシャリスト養成のための学科になります。
3年次には
〇食の社会文化コース
〇食のビジネスコース
〇食の表現コース
〇食の国際コース
〇調理・製菓プロフェッショナルコース
の中から、将来の進路に合わせて希望のコースに所属します。
4年制大学で調理師免許が取得出来るのは女子栄養大ならではですね。
また、調理・製菓プロフェッショナルコースは調理師やパティシエを目指す学生が3年次に1年間、併設の香川調理製菓専門学校で専門技術を学びます。
※香川調理製菓専門学校は駒込キャンパスにあり、東京で最初に認可を受けた調理師学校になります。
以上、女子栄養大が管理栄養士の他にもたくさんの資格取得を目指すことの出来る大学であることが分かったと思います。
臨床検査技師や養護教諭、調理師の仕事に興味がある方は併願先の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。