地方国公立大で認知度こそないものの、大手企業の就職にめっぽう強い大学。
そんな大学が、福島にあります。
情報通信技術(ICT)の研究と教育に特化した国内唯一の大学、会津大学です。
設置学部はコンピュータ理工学部のみの単科大学で、会津若松市にキャンパスを構えています。
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実はこの会津大学、1993年に開学してまだ約30年しか経っていません。
比較的歴史の浅い大学ですが、THE世界大学ランキング日本版でも教育面だけでなく国際性においても非常に高い評価を得ているんです。
就職率も開学以来平均97%と驚異的な数値と言えます。
学部内容としては、1年次から徹底したプログラミングの授業を履修していくのですが、先生との距離も近いためきめ細やかな指導を受けることが出来ます。
そして大学卒業後の希望の進路実現のために、会津大学では
〇コンピュータサイエンス
〇コンピュータシステム
〇コンピュータネットワークシステム
〇応用情報工学
〇ソフトウェアエンジニアリング
の5フィールド(専門領域)のカリキュラムが用意されており、そこで各自の興味や将来の進路にあわせて独自のカリキュラムを組み立てていくことになります。
PCは学生数の2.5倍の約3,000台が学内に設置され、24時間利用可能な教室もあるため全国トップクラスの充実したコンピュータ・ネットワーク環境を持っていることも会津大学の大きな特徴です。
また、会津大学では徹底した英語教育がおこなわれており、理工学部では珍しく卒業研究は英語での作成・発表が求められます。
※英語教育に力を入れるため、第2外国語は設けていません。
実際に教員の約4割が外国人教員と言う国際的な環境で、海外大学との共同研究も頻繁に実施されているので、大学入学後も英語の勉強は欠かせないですね。
なぜ外国人教員比率がこれほど高いのかと言うと、教員採用の際には国籍問わず国際公募が行われているからです。
そのため、世界中から研究実績の優れた外国人教員が集まってくるようです。
以上から、
・最高のコンピュータ環境
・少人数制授業でのきめ細やかな指導
・1年次から徹底した英語教育
・研究実績の優れた外国人教員の存在
などの特長が組み合わさったことが、THE世界大学ランキングでの高い評価に繋がっているんですね。
今や受験生も日本各地はもちろん海外からも多く集まり、地方国公立大にも関わらず学部在籍者の半数以上が県外出身者となっています。
さいごに、国公立大なので試験科目も多いと思われがちですが、会津大学では英語・数学・理科1科目の3教科で受験出来る選抜方式も実施されています。
理工系私立大志望の受験生の方も是非併願先の一つに加えてみてはいかがでしょうか。