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英語による医学教育を徹底する国際医療福祉大学

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日本初の医療福祉の総合大学として1995年に開学した国際医療福祉大学

2017年に新設された医学部も3年が経ち、今年2020年には成田(千葉)に6番目の大学附属病院を開設しました。

国際医療福祉大学医学部と言えば、私立大の中でも学費が安いことで有名だよね!

学費は6年間合計で1,850万円と私立大医学部の中では一番低い水準であり、加えて成績上位者の減免措置や希望者を対象とする充実した奨学金制度など国公立大医学部志望の併願先としても人気がある大学と言えます(試験日も医学部の中でも特に早い日程で入試がおこなわれます)。

※医学部特待奨学生制度で、6年間で最大1,400万円の奨学金給付

医学部開設初年度は一般入試の定員数100名に対し、志願者数2,769名と高い志願倍率を叩き出し話題となりました。

確かに学費の安さも有名だけど、それ以上に国際性を重視した医学教育がすごいんだ!

国際医療福祉大学医学部では海外でも活躍出来る総合診療力を持った医師の育成を目指して、1年生1学期には徹底した英語教育がなされ、2学期からは講義や試験が全て英語に変わります。

「医学英語を学ぶ」ではなく、「医学を英語で学ぶ」ということです。

入学時のリスニング能力別クラスで底上げを図っていて、TOFEL ITPのスコアも国内医学部の平均を大きく上回っているよ!

また、学生も1学年140人中20人(7人に1人)が主にアジア諸国からの留学生で、6年次には全員参加の海外臨床実習(4週間から4か月)があるなど、国際的な環境も整っています。

USMLE(米国医師免許)を取りたくて国際医療福祉大学を志望校として考える人も一定数います。

今年新設された国際医療福祉大学成田病院も、グローバルスタンダードを持ち併せた病院として海外からの患者をたくさん受け入れる世界基準のハブ病院を目指しており、海外施設との遠隔画像診断を連携しておこなっていこうとしているようです。

ただでさえ医学部の授業を英語で学ぶことで大変そうですが、カリキュラムの進度が早く臨床能力の教育に力を入れている点も特徴として挙げられます。

メモ

国公立大医学部では1~2年生前半で教養課程、2年生以降から専門課程に入り基礎医学(生理学や解剖学、組織学など)を中心に人間の体の仕組みについて学ぶ大学が多いです。

一方で私立大医学部では教養課程の割合が少なく、2年生から基礎医学が始まるため国公立大より半年~1年早くカリキュラムが進む傾向にあると言えます。

2~3年生のうちに一定留年者を出す大学もありますが、4年生では各大学でCBTと呼ばれる学科試験と、OSCEという問診や診察、採血、心肺蘇生などを評価する実技試験が行われます。

このCBT・OSCEをクリアした後、5年生以降は病院実習に入り全科を1週間~4週間ずつ回ります。

6年生も引き続き病院実習の他、各研修病院とのマッチング試験、そしていよいよ医師国家試験に備えなければならないので多忙な日々が続きます。

※医師国家試験合格・大学卒業後は、研修医となり初期研修(2年)→後期研修(3年)と続いていきます。

アクティブラーニング中心の授業で学生のモチベーションも高く、主体的に学ぼうとする姿勢から出席率も他大と比べて高いみたいだね!

基礎医学と臨床医学が有機的に連携した統合型カリキュラムで、生理学や組織学の講義も1年生のうちに終わってしまいます。

また、通常の大学が4・5年生から使用するテキスト『病気がみえる』も、1年次から使っていく点も国際医療福祉大学ならではといったところでしょうか。

国際医療福祉大学では1年生の1学期には聴診器を買うんだけど、これって他大の人が聞いたら驚くと思う!

医学部だと1年生の時は一般教養中心で、2年生から基礎医学などが始まって忙しくなるイメージだけど進度が全く違うね!

他大だと1年生で基礎医学の講義が始まる大学は日本医科大学とかがそうみたいだけど、国公立大だとあまりないと思うよ!

診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)も、普通の大学では70週のところ90週という国際水準を大きく上回る長期間で実施されます。

実際の入試に関しては人間性・適性を重視しているため他大よりも面接時間を多くとっており、一般的な面接30分+時事問題中心のディスカッション30分の計1時間と長丁場です。

※試験科目に関しては、化学が非常に難易度が高いと言えます。

国公立大医学部志望の受験生の併願先としても人気なため、補欠は相当数合格がまわってくるようです。

正規合格者が国公立大医学部に抜けて補欠からの繰り上げ合格が多いという点は、東京慈恵会医科大学日本医科大学などと共通する点だね!

まだ卒業生こそ出ていませんが、その他にも世界最大級のシミュレーションセンターを始めとする最新の設備・機器や、24時間体制の専用学修室も用意されているなど教育環境の充実さからも今後の卒業生の活躍が楽しみですね。

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