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薬剤師になるための大学選び

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今回は薬剤師になりたい受験生が、大学選びの際に知っておくべきことについて見ていきます。

 

薬学部を持つ大学は6年制の薬学科4年制の創薬学科を設置しているケースが多いです。
※大学によっては薬学科のみの設置というところもあります。

 

薬学科は主に薬剤師になる人が多く、一方で創薬学科はその名の通り創薬や研究を目的としています。

従って、薬剤師を目指す場合は医学部や歯学部と同じように6年制の薬学科を卒業する必要があります(※例外アリ)。

また、大学在学中に約半年間にわたる薬局実習・病院実習を受けなければなりません。

昔は4年間で薬剤師になることが出来たんだけど、医療人としての薬剤師の質を上げることを目的に2006年から6年制でないと国家試験の受験資格が与えられなくなりました。

2006年より前は、実務実習も1か月程度という非常に短い期間だったようです。

 

「じゃあ現役で大学入学したら、薬剤師としてのデビューは24歳だね!創薬学科だと4年制だから22歳で働き始める人が多いの?」

 

と疑問にもたれるかもしれませんが、創薬学科卒業後に大学院の修士課程(2年)へ進学する人も多いことから働き出すのは薬学科と同時期になるケースが多いです。

 

しかし、創薬学科では授業の関係から薬剤師国家試験を受ける権利が与えられません。

 

修士課程卒業後に創薬学科を卒業した人の進路として、メーカーの研究職などで働くイメージが分かりやすいかもしれませんね。

 

ここまでで、薬剤師になるためには6年制の薬学科に入学することは分かったと思います。

 

では次に、受験校を考える際に注意したいポイントについて説明していきます。

 

まず気になるのが、大学の偏差値国家試験合格率ではないでしょうか。

 

避けては通れない国家試験、もちろん合格しなければ薬剤師として調剤や服薬指導を行うことは出来ません。

 

しかし、大学の国家試験合格率だけで安易に合格率だけで受験校を決めてしまうのは危険なんです。

 

合格率を上げることはその大学の評判にも大きく関わってくることから、大学によって合格率底上げのために策を講じているところもあります。

 

大学によっては、実は卒業するのがすごく難しくて留年率も高いところもあるのが現状です。

 

このように、一見合格率の高い大学でも蓋を開けてみれば進級出来ない人が多く、その中で優秀な学生だけが国家試験に臨んでいるなんてケースもあったりするので注意が必要ですね。

 

受験校を選ぶ上で見るべきポイントは入学者のうちどのくらいがストレートで卒業しているか、そしてそのうちどのくらいが国家試験に合格しているかという点です。

 

A大学:合格率90%
入学者200名→ストレートで卒業100名→国家試験合格90名

B大学:合格率80%
入学者200名→ストレートで卒業150名→国家試験合格120名

 

入学時の学生数が同じで考えたとき、合格率だけ見るとA大学の方が高いですが実際にストレートで卒業して薬剤師になれた人はB大学の方が30名多いですね。

 

このように、受験校を考える時に“真の合格率”について調べておくのはとても大切なことだと言えます。

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次に薬学部で偏差値の高い大学についてみていきましょう。

 

■国公立大

東京大学/京都大学/大阪大学/東北大学/九州大学/千葉大学/岡山大学など

参照元:2020年度入試難易予想ランキング表(国公立大)【医・歯・薬・保健学系】

 

このあたりはセンター試験でも5教科7科目で80%以上は必要になってきます。

 

首都圏国公立大で薬学部を擁する大学は東大と千葉大の2校のみとなっています

 

■私立大

慶應義塾大学/東京理科大学/北里大学/星薬科大学/立命館大学/近畿大学など

参照元:2020年度入試難易予想ランキング表(私立大)【医・歯・薬・保健学系】

 

偏差値だけを見ると、私立大で一番難易度が高いのは2006年に共立薬科大学と法人合併した慶應義塾大学(薬-薬)で65.0となっています。

この合併についてには裏話があり、なんでも星薬科大学が先に慶應義塾大学からオファーを受けていたらしいのですが、学長と理事とのやり取りの中で合併は破談となったという噂も囁かれています。

 

また、その他にも歴史と伝統があり且つ国家試験合格率の高い薬科大学は主要都市中心にあります。

 

東の伝統校として東京薬科大学/明治薬科大学、西の伝統校として京都薬科大学/大阪薬科大学/神戸薬科大学なども薬剤師を目指す上でオススメな大学です。

 

一方で偏差値が低い大学ほど地方にある傾向が強く、中には定員割れを起こしている大学があるのも事実です。

 

なお、現在薬剤師の数は約30万人となっており、男女比はおおよそ4:6で女性の方が多いと言えます。

 

そんな薬剤師の就職先として多いのが調剤薬局ドラッグストアなどの薬局です。

 

近い将来、薬剤師の仕事はAIに奪われるのではといった話もありますが、有効求人倍率などを確認すると他業界と比較してまだまだ需要があるというのが現状です。

 

AIはあくまで薬剤師業務の補助的な位置づけとされています。

 

調剤薬局で売り上げが高い企業として、調剤薬局だと売上高・店舗数ともにトップを走っているアインHDの他に日本調剤、クオール、総合メディカルなど、このあたりが業界大手となっています。

 

ドラッグストアのアインズ&トルペなんかは女性からも人気ですよね。

 

これらの大手調剤薬局は毎年学生からも注目を集めています。

 

次にドラッグストアはどんな企業が大手なのかと言うと、ウエルシアHDやツルハHD、サンドラッグ、マツモトキヨシHDなどが高い売り上げを出しています。

 

近年ドラッグストア業界ではM&Aによる上位各社の寡占化が進んでおり、シェア拡大のために出店スピードを上げるなどして淘汰・再編が活発化している状況です。

 

以上、簡単にではありますが薬学部を志す受験生の今後の参考になればと幸いです。

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