大学だけでなく、専門学校のHPなどを見ると「うちは就職率がとても高いです!」「就職率100%!」とPRしている学校も少なくないと思います。
確かに広告などでは嘘は書けないので、これは真実と言えば真実です。
このご時世、就職率の高さは大学・専門学校にとって大きなアピールポイントになりますよね。
でも、これって実際どうなの?と疑問を抱く高校生や保護者の方も多いと思います。
就職率100%ってことは、学生が200人いたら200人全員就職してるってこと?
それが、実はそうでもないんだ!
そこで、この文章をよく読んでみると“就職希望者のうちの就職決定者”と小さく書かれていたりします。
就職希望者?
就職する意思がある人という意味だよ!
就職と言っても、中には正社員でなく契約社員やアルバイトでも就職と一括りにされることがほとんどですし、就職浪人する人は就職する意思のない人と割り当てる学校も結構あります。
学校によっては無職でも家事手伝いとして就職にカウントするところもあったりするみたいだよ!
そうなると、就職率100%が見せかけの数字と言うことが段々と分かってきてしまいます。
極端ですが、200人学生がいたとしてそのうち50人が契約社員やアルバイトとして就職したとして、その他50人が就職浪人した場合でも残り100人が正社員として就職出来れば就職率は100%になってしまうというカラクリです。
学校によっては就職者の正社員比率を提示しているところも一部あるけど、提示していない学校が専門学校中心に多いと言えるよ!
また、これも専門学校に多いケースと言えますが学校によっては退学率が高い場合もあります。
※専門学校によっては進級試験が4年制大学より難しいところもあります。
入学者が200人いたとして、50人中退して150人が卒業・就職した場合でも就職率は100%になりますね。
入学後「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、入学時の人数と卒業時の人数、そして卒業時の人数と就職先の企業数にどれだけ乖離があるかを事前に見極めておく必要がありそうです。
就職先の企業数も大事だね!
主な就職実績と称して、過去数年で就職があった大手企業ばかりを記載して魅力的に見せている学校もあるのでそこも注意が必要だよ!
うちの学校では○○について第一線で活躍出来るようにサポートしてますと言いつつ、実際に就職する人の多くが○○とは関係ない業界・職種だったりということもあります。
人生のターニングポイントとも言える大切な進路選び、学校を選ぶ際には学校が出す数字や情報を疑いつつ慎重に考えていくことが大事ですね。