防衛省所管の防衛大学校
国土交通省所管の気象大学校
厚生労働省所管の国立看護大学校
など
これらの文部科学省所管外の大学校は知っているけど職業能力開発総合大学校は聞いたことが無いって方、多いのではないでしょうか?
認知度は低いですが、職業能力開発総合大学校も厚生労働省が所管し(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営している立派な省庁大学校なんです。
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キャンパスは東京都小平市で落ち着いた緑豊かな環境が広がっており、
〇機械専攻
〇電気専攻
〇電子情報専攻
〇建築専攻
の4つの専攻に分かれ、いずれも1年次から実験・実習を重視しています。
※原則として1人1台の機器が用意されており、自分のペースで実習に取り組めます。
将来の仕事に直結する学びがたくさんありそうですね。
学生の数も各専攻約20人と少人数教育が徹底されており、卒業後は日本で唯一の学士(生産技術)を取得出来ます。
職業能力開発総合大学校は他の大学と違い、職業能力開発促進法のもと、テクノインストラクターの養成等をおこなうために設置されました。
簡単に言うと「ものづくりの先生」です。
最短で総合課程3年次に免許取得に必要なコースを受講することにより、卒業時に職業訓練指導員免許の取得が出来、その後テクノインストラクターとして活躍の場が広がります。
主な活躍のフィールドは
・団体職員
((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構)
・地方公務員
(都道府県の職業能力開発施設、障害者職業能力開発校)
・国家公務員
(法務省矯正施設)
などが挙げられ、実就職率も毎年100%を誇っています。
ここまで聞くと、やはり気になるのは学費ではないでしょうか。
「理工系学部に進学したいけど私立大は学費が高くて困っている」
そういった方には朗報です。
職業能力開発総合大学校の学費は、国立大学標準額と同等に設定されているんです。
さらに、職業能力開発総合大学校には他大学で滅多に見られない“入学金返還制度”もあります。
決められた期限内に入学辞退届を提出すると、納付済みの入学金を返還してくれるのはお財布にも優しいですね。
試験日も国公立大の前期日程より早いので、興味を持った方は併願先の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。