日本の私立大学の中でも最難関と言われている早稲田大学と慶應義塾大学。
「大手予備校の浪人生クラスにも早慶合格に向けたコースがあるくらいだから、現役生で合格する人って意外と少ないのでは?」
そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はそれぞれの大学について、2021年度入試の合格者における現役生占有率について見ていきましょう。
まずは早稲田大学について。
2021年度入試合格者のうち、現役生占有率が80%以上だった学部・選抜方式は
・文化構想学部 一般選抜 80.6%
・文化構想学部 英語4技能テスト利用方式 89.1%
・文学部 英語4技能テスト利用方式 88.9%
・国際教養学部 84.2%
でした。
※文学部 一般選抜も79.9%と、合格者の約8割が現役生でした。
一方で、合格者の中で現役生占有率が60%以下だった学部・学科は
・人間科学部 一般選抜 57.4%
・人間科学部 数学選抜方式 56.2%
の1学部のみで、60%-65%の学部も
・商学部 数学型 63.2%
という結果になり、多くの学部で合格者のうち65%-80%が現役生でした。
次に慶應義塾大学に関してです。
こちらも同様に2021年度入試合格者のうち、現役生占有率が80%以上だった学部を調べてみると
・看護医療学部 81.2%
のみでした。
そして、60%以下だった学部・学科は2021年度入試ではありませんでした。
2020年度入試では、商学部A方式と理工学部が合格者のうち現役生占有率が60%以下でした。
そこで、60%-65%の学部を見てみると
・文学部 64.2%
・経済学部 A方式 62.9%
・経済学部 B方式 65.0%
・商学部 A方式 60.6%
・理工学部 63.0%
・環境情報学部 63.4%
・薬学部 薬学科 63.7%
・薬学部 薬科学科 61.2%
と、慶應ではこのゾーンに多くの学部が並びました。
同じ文学部(・文化構想学部)でも、早稲田と慶應で現役生占有率がここまで違うのは驚きですね。
ここまで見ると、「じゃあ東大って現役生どのくらいなんだろう」と気になる方もいると思うので、さいごに昨年度入試の東京大学合格者の現役生占有率を見てみましょう。
・文科一類 75.7%
・文科二類 76.9%
・文科三類 63.8%
・理科一類 75.4%
・理科二類 62.8%
・理科三類 83.7%
いかがでしたか?
この数値が高いと思うか低いと思うかは人によって異なりますが、東大は現役生がもっと少ないと思った方が多いのではないでしょうか?
現役生は諦めずに正しい努力を継続出来れば最後まで伸びるとよく言われます。
志望校合格に向けて学習計画をしっかり立て、これから始まる夏を効率的に過ごしましょう!