立教大学の2021年度入試が大きく変わることを、既に耳にしている人も多いと思います。
英語成績提供システムの導入は昨年見送りが発表されましたが、英語の民間資格の需要が年々高まっていることは周知の事実かと思います。
では、英語の試験を含め立教の入試が実際どのように変わるかを今回は見ていきたいと思います。
まず、今までの大学入試センター試験利用入試は大学入学共通テスト利用入試と名称が変わります。
ここで注意すべきポイントは、リーディング(100点)・リスニング(100点)の計200点を各学部が定める配点に換算するというところです。
なお、今まで通り英語外部試験のスコアを提出した場合はスコアを得点換算して共通テストの得点と高い方を合否判定に採用します。
次に一般入試ですが、これが大きく変わります。
これまでは全学部日程3教科方式/全学部日程グローバル方式/個別学部日程と大きく3種類あったものが、2021年度入試から全学部日程のみに1本化されます。
各学部で受験の機会が増えることから大きくチャンスが広がる一方で、志願者数の動向も気になるところですね。
そして、英語の試験に関しては大学独自の英語試験が廃止となります。
どういうことかと言うと、試験科目の英語は大学入学共通テストの得点または英語外部試験のスコアを活用します。
※文学部は独自の試験で受験可能な試験日も設置(2/11のみ)。
利用出来る英語外部試験
スコアに関しては、これまで4技能の合計と技能ごとの最低スコア基準を設定していましたが撤廃となり、スコアさえあれば出願可能となります。
※有効なスコア期間は試験実施月から2年以内のものに限り、異なる実施回の各技能のスコアを組み合わせることは出来ません。
また、意外と知られていないのが英検等を利用する場合に合格している必要はないということです。
そうです、不合格となったスコアでも出願は可能となります。
これ、意外ですよね。
大学入学共通テスト利用入試ではない一般入試でも、共通テストの得点を使うことが出来るんです。
要するに、どちらの入試方式でも共通テストまたは英語外部試験のスコアを使うことが可能と言うことです。
以上、立教では高大接続改革の観点から「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能をバランス良く身に付けた学生の入学促進に力を入れていることが入試方式から窺えますね。
立教を志望している人は、英語外部試験のスコアが合否のカギを握っていると言っても過言ではないかと思います。