「数学苦手だしなんか難しそうだから、経済学部にはいきたくないです!」
こういった高校生からの声、多かったりします。
確かに、経済学についてネットで調べてみると“社会活動の根幹となる経済現象を研究する”“経済の様々な現象を理論で考え検証する”といった内容が書かれており、なんだか難しそうで興味が持てないと感じる人もいるかもしれません。
また、経済学は私たちが日々の生活を幸せに送るにはどのようにすれば良いかということを考える学問とも言われています。
人は自分の利益を最優先し、常に合理的な行動をとるという前提で経済学は成り立っていました。
しかしそんな経済学の中に、心理学と強く結びついている分野があります。
それが、行動経済学です。
心理学に基づいて個人の不合理な行動を解明していくという、なんとも面白い学問です。
そんな行動経済学ですが、2017年にシカゴ大学のリチャード・セイラー教授がノーベル経済学賞を受賞してから徐々に受け入れられ、近年より一層注目されている学問なんです。
感情に身を任せて非合理的な行動をするって、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
これまでの経済学では説明出来ない、人の経済行動を心理的要因から考えていくってなかなか興味深い内容かと思います。
今では行動経済学に関するマンガなんかも出ているので、楽しく学ぶことも出来そうですね。
また、経済学の面白さを高校生へ魅力的に発信している大学もあります。
ゼミの大経大とも言われている、大阪経済大学です。
“経済はあなたを強くする。経済はもっと面白い!”をテーマに経済用語を必殺技として紹介しています。
経済学はもともと「ヒト」「モノ」「カネ」の流れを学ぶ学問ですが、それって人間の欲求とも密接に関連しているものでもありますよね。
そこを上手く表現しているのが、この必殺技です。
しかも動画で紹介しており、高校生にもっと経済学の面白さを知ってもらいたいという強い思いが伝わってきます。
以上、大学で心理学について学びたいと考えている人でも、経済学についての関心が深まると受験大学・学部を考える際に選択肢が広がるかもしれません。