塾での進路指導という仕事柄、全国の大学を色々調べていると
「ここ、もっと評価されてもよいんじゃないかな」と思うような大学がいくつもあります。
一方で、首都圏に住む高校生・保護者だと
「首都圏から出るなら、学費を考えると国公立大学でないと…」
「東京に大学はたくさんあるし、わざわざ一人暮らししてまで遠くの大学に行くのも…」
と思うご家庭も多いですよね。
そんな中、個人的に首都圏を離れてでも行く価値があるんじゃないかと思う大学の一つが名古屋にあります。
名古屋と言えば国公立大だと名古屋大学や名古屋工業大学、私立大だと南山大学や愛愛名中(愛知大学、愛知学院大学、名城大学、中京大学)なんかが有名ですよね。
そんな有名大学の陰に隠れた、オススメの大学が豊田工業大学です。

そう、あの世界の自動車メーカーのTOYOTAです。
トヨタ自動車が社会貢献活動の一環として設立した大学で、2021年1月に開学40周年を迎えました。
なお、キャンパス所在地は豊田市と思いきや、なぜか名古屋市天白区になります。
設置学部は工学部先端工学基礎学科のみの単科大学ですが、工学系志望の受験生には是非併願先の一つとして考えてみてほしい大学です。
学部1年次は男女学生ともに学生寮での全寮制を敷いており、学部内容としては機械システム・電子情報・物質工学の3分野を横断的に学ぶカリキュラムとなっています。

私立理系で一人暮らしとなると、まず気になるのが学費ですよね。
豊田工大ではトヨタ自動車より財政的支援を受けており、授業料はなんと年額60万円(初年度納付金は約98万円)となっています。
この授業料は私立大学の中では破格であり、国公立大学並と言えます。
次に就職率ですが、開学以来就職決定率毎年100%を達成しており、抜群の就職実績を誇ります。
就職先もトヨタグループの主要企業を中心に大手企業が名を連ねます。
どんなサポートが行き届いているかというと、豊田工大では専任教員1人当たりの学生数が約10名と少人数であり、且つ学生1人あたりの大学支出額が日本トップクラスという教育環境が整備されています。
加えて、大学で積極的に行っている産学連携(産業界とのパイプはかなり強いです)やインターンシップ等も就業力の育成に大きく役立ってそうですね。
海外研修への参加率も高く、大学としてもグローバル化に向けた多様な取り組みを実践しています(英語教育も学部4年間の中で徹底しています)。
手厚いサポートがなされているからこその、就職決定率100%なのだと思います。
気になる入試方式・難易度についてですが、2021年度入試は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、共通テストの結果のみで合否が判定されます。
※これまでは2次選考で面接試験を実施していました。
A方式は共通テスト5教科7科目型、B方式は3教科4科目型の方式で例年通りですといずれも得点率80%以上は必要と言えます。

意外にも、出願期間は1/26必着なので自己採点や共通テストリサーチ結果を見てからでも間に合うんです。
個人的にはGMARCH・関関同立よりオススメかも、とも思っています。
2020年の夏には新キャンパスも完成し、綺麗なキャンパスで研究を深められそうですね。
工学部志望の人は、ぜひ検討してみてください。
豊田工業大学12の魅力
1. トヨタ自動車が設立
2. 授業料は年額60万
3. 専任教員1人あたりの学生数約10人の少人数教育
4. 「機械システム」「電子情報」「物質工学」の全てを学ぶカリキュラム
5. 第2の専門知識(副専攻)の修得
6. 各学年で豊富に設定されている実験・実習
7. 世界トップクラスの企業で行うインターン
8. 学部4年間を通して学ぶ英語
9. 海外研修への高い参加率
10. 学生1人あたりの大学支出額は日本トップクラス
11. 充実した独自の奨学金制度
12. 抜群の就職実績