センター試験まで、残すところあと1日となりました。
特に試験初日の18日(土)は関東南部中心に午前中雨が降り、雪の可能性もあるようなので防寒対策も万全にしていきたいところですね。
そんな目前に迫ったセンター試験ですが、中には自己採点結果を見て入試スケジュールを最終調整する人も少なくないかと思います。
昨年に引き続き今年もセンター試験の日程が遅いことから、事前に私大一般入試の出願締切日も各大学注意をしておかなければなりません。
そしてGMARCH志望の受験生で、各大学・学部を見ていると中央大学商学部のフレックス・コースとフレックスPlus1・コース、フリーメジャー・コースという用語が目を引くと思います。
河合塾の進学情報誌の栄冠めざしてVOL.3でも中大商学部の欄には「商-フレ フリーメジャー統一」や「経営プラス1一般」などと記載されており、よく分からず出願したという声もちらほら聞かれます。
今回はこれらの用語を解説していきたいと思います。
では、まず中大商学部のフレックスについて。
商学部では経営学科/会計学科/商業・貿易学科/金融学科の各学科に「フレックス」と「フレックスPlus1」があり、センター利用入試ではフレックスのみですが一般入試ではどちらかを選択することとなります。
募集人員はフレックスPlus1の方が圧倒的に少ないため、合格最低点も高い傾向にあります。
内容としては、フレックスでは卒業に必要な130単位の中で英語6単位+第二外国語6単位の計12単位を履修しなければなりません。
一方で、フレックスPlus1も卒業単位は130単位ですが、英語または第二外国語を6単位のみ履修すれば良しとされています。
そして外国語科目がフレックスより6単位少ない分、プログラム科目などの他科目を6単位履修出来るといったシステムです。
※2つ目の外国語科目を履修することも可能で、卒業単位にも含まれます。
余談ですが、中大商学部では2019年度に新カリキュラムがスタートしました。
そこで自身のキャリア形成に繋がるような、実践的な学修を目的としたものがプログラム科目です。
商学部なので公認会計士などを目指すプログラムはもちろんあるのですが、そこにあまり知られていない面白いプログラムが存在します。
それが「スポーツ・ビジネス・プログラム」です。
確かに、体育大でなくてもスポーツビジネス論の講義を選択科目に取り入れている大学はあります。
ただ、このプログラムの面白いところはサッカービジネスに関する諸問題を学ぶことで、スポーツビジネスの課題発見や解決策を考案していくというプログラムなんです。
例えばこのプログラムの「Jリーグ・ビジネス論」という講義では、Jリーグクラブの経営者や広報・企画責任者が講演を聞き、学生が実際にクラブ経営に参画したりすることの出来る授業となっています。
注意ポイント プログラム科目は学科を問わず、フレックスPlus1の学生が優先的に学ぶことが出来ます(履修者数の状況によってはフレックスの学生も履修可能です)。
なかなか面白いプログラムではないでしょうか?
では、話を戻しますね。
次にフリーメジャー・コースに関してですが、これは入学後に学科を選択出来るコースを指します。
1年次にそれぞれの学科のフレックスに所属し、2年進級時に改めて所属する学科を選択出来るというコースです。
1年生の時にしっかり考えたうえで所属学科を決められるというのは、まだ学びたい学問や将来就きたい職業が決まっていない受験生にとっては良いですね。
さいごに、中央大学商学部では2020年度入試のセンター利用入試で72名→90名に、統一入試で65名→70名へ募集人員を増員します。
統一入試は出願締切も1/24消印なので、今ならまだ間に合いそうですね。
興味を持った人は検討してみても良いかもしれません。